平成22年度事業報告 (自平成22年4月1日~至平成23年3月31日)
概 要
平成22年度は、日本作詩家協会の目的及び目的を達成するための事業を重視し、会員の支援・協力のもと、従来からの各事業を確実に実施した。
また、公益法人制度改革に対応した一般社団法人への移行のため具体的に動き出し、10月開催の理事会は、公益目的支出計画に記載する実施事業を、従来からの著作権シンポジウム「いい歌を残すための歌会議」と年刊詩謡集「きょうの詩あしたの詩」の刊行およびデータベース化の2事業と決めた。
10月25日に内閣府に、一般社団法人への移行認可申請を行い、3月24日に認可を受け、いよいよ4月1日より一般社団法人として新たなスタートを切ることになった。
*会員異動状況
| 平成22年4月 1日 | 818名 |
| 平成23年3月31日 | 837名 |
| 入会者 | 70名 |
| 退会者 | 34名 |
| 物故者 | 17名 |
*各種会議
○理事会(8月と1月を除き毎月開催)、社員総会(6月、3月開催)
○全国会
(1) 年間事業
以下に記載する事業は、当協会が年間を通して行う重要な継続事業である。
1. 第43回日本作詩大賞及び新人賞 (湯川れい子作詩大賞委員長)
「日本作詩大賞」は、当協会が総力を結集して行う最大事業であり、音楽業界をとりまく厳しい環境の中で、音楽文化の発展に多大な貢献を果たしている。
第43回目を迎えた今回の放送は、平成22年11月28日(日)午後8時から2時間の生放送「日曜ビッグ・スペシャル」の番組枠内で行われ、作詩大賞、優秀作品賞、特別賞、最優秀新人賞、優秀新人賞、佳作が発表された。
今年の作詩大賞候補は、レコード会社13社から67作品の応募があり、9月9日に第1次選考会が行われ12作品がノミネートされ、11月28日の本選に臨んだ。
また、新人賞は新人作詞家の登竜門として音楽業界からも注目を集めており、最優秀作品、優秀作品はCD化され、入選作品を掲載した作品集を刊行している。
今年度の新人賞は2399編の応募作品があり、第1次、第2次そして最終選者を厳正なる審査の結果、入選作品として192編が選ばれた。その中から最優秀賞1編、優秀賞2編、佳作12編が決定した。入選作品を集めた新人賞作品集を作成、入選者に贈呈した。
特別賞は、数々のヒット曲を世に送り出し、人々に感動や励ましを与え、歌謡界の発展に大いに寄与された故吉岡治氏に贈られた。
2. 第13回著作権シンポジウム「いい歌を残すための歌会議・福岡」 (髙畠じゅん子文化事業委員長)
著作権シンポジウム「いい歌を残すための歌会議」は、当協会の重要な文化事業であり、JASRAC及び私的録音補償金管理協会(sarah)より助成を受けて行うものである。
今年度は久々に、10月16日(土)福岡市のセントラルホテルで開催され、1部シンポジウム、2部交流会の会場には350名余の参加者で大盛況、午後3時から始まった歌会議は6時に閉会となった。
シンポジウムは、JASRAC九州支部長による音楽著作権の話、日本作曲会協会岡千秋常務理事による作品作りの話、荒木とよひさ副会長のナビゲーターによる作家の歌づくりシンポジウムを、交流会では権利者としての作家とメーカー・カラオケ教室・歌謡曲ファンを含めたユーザーとの交流の場を通して、音楽著作権の正しい理解と保護を啓蒙した。
3. 年刊詩謡集「きょうの詩あしたの詩」 (たきのえいじ詩謡集編纂委員長)
本事業の目的は「作詩の普及」であり、具体的には、年刊詩謡集「きょうの詩あしたの詩」として、多数の会員作品を網羅した作品集の刊行である。
レコード会社、音楽出版社、音楽事業社、雑誌社、関係団体等に寄贈し、音楽作品として世に出る機会の一助としている。
また、2003年版よりデータベース化し、当協会のホームページ上に掲載し、一般大衆の者にも開示している。
今年度は、データベース化されていない2000年版~2002年版のデータベース化を行い、随時ホームページ上に掲載し開示した。
また、柏市にある二松学舎大学附属図書館には、創刊号から最新号まで所蔵されている。
4. 会報 (久仁京介広報委員長)
実務報告を加え、執行部と会員、または会員相互の交流を図ると同時に、関係団体とコミュニケーションの円滑化をはかるものである。
- 年4回発行(No.171 ~ 174 ) 発行部数 1000部
5. 協会ホームページ (水木れいじPC委員長)
会員サービスの一層の充実をはかる共に、情報開示が求められており、当協会もオフィシャルホームページで一般大衆の者にも情報発信をしている。
ホームページでは、当協会の紹介、日本作詩大賞及び新人賞、詩謡集(2000年版 ~2009年版の10冊分)、入会の案内などを掲載している。
6. 研修旅行会 (峰崎林二郎福祉厚生委員長)
今年度の研修旅行会は、平成23年2月27日(日)・28日(月)熱海後楽園ホテル・タワー館で実施された。
セミナーは、日本作曲家協会から四方章人理事・事務局長、日本音楽著作権協会の会務部から講師を招き、作曲家の立場から作詞家との信頼関係の大切さについて、また、著作権についての貴重な話を聞くことができた。
その後の懇親会は、和気あいあいの雰囲気の中で、日頃接し得ない会員同士の交流の場となった。
(2) 協賛事業
1. 作詞講座
日本脚本家連盟主催の「作詞教室」に、新人作詞家を育成するという目的に協賛し、毎年当協会から講師を派遣している。
今年で36年目を迎え、これからの作詞界を担う新人作詞家を一人でも多く輩出できるよう育成に力を注いでいる。
すでに同教室より3500名余り卒業生がおり、現在プロとして活躍している作詞家も多い。当協会の理事、会員の中にも多くの卒業生がいる。
2. 主な関連団体への協賛
- JASRAC賞の贈呈式(日本音楽著作権協会)
- JASRAC主催の各文化事業(日本音楽著作権協会)
- 日本作曲家協会音楽祭(日本作曲家協会)
(3) その他実施予定事項
1. 理事会
理事会は、8月と1月を除き毎月開催された。
協会の事業遂行に関する事項について決定し、事業計画及び収支予算、事業報告及び決算等々の諸問題を検討、社員総会において審議し決議していくものである。
2. 社員総会
事業報告及び決算、事業計画及び収支予算等々の諸問題を審議し決議する。
- 6月8日(火)ホテル ルポール麹町
議案 : 平成21年度事業報告と決算について / 新役員の選任について - 3月30日(水)けやきホール
議案 : 平成23年度事業計画と収支予算について / 東日本大震災の義援金について
3. 分科委員会
各分科委員会は、理事会により委員長、委員を選出し、委嘱後決定する。
作詩大賞委員会、文化事業委員会、広報委員会、PC委員会、財務委員会、福祉厚生委員会など、理事会で決定した事項によりその実務を遂行している。
4. 全国会
各会の自主的活動を第一としている。
ただし、その活動で懸案事項が生じた場合は、理事会との協議によりその決定委ねることが出来る。
平成22年度3月期決算報告書(PDF:131KB) 
以上
